最初に感じたのは、無農薬での農業が想像以上に時間と労力を要するということでした。
害虫や病気に対する予防や対策は、定期的な検査や手作業での対応が欠かせません。
無農薬にチャレンジする事で、これまで知らなかった事や、もっと消費者に喜んでもらえるにはどうしたらいいかと、より考える様になったのも事実です。虫を手で摘む作業は手間がかかりますが、そのおかげで作物が安全で健康的に育つという実感もありました。
拘った生産を目指す一方、作物の収量を安定させることも重要です。初めての挑戦でしたが、ゼロテックファームのメンバーとともに、考え、実践する事で絶えず変化する自然状況に左右されない作物の収穫を目指しました。農家としては、これまでになかった計画を立てる作業を共に実践する事で、リスクマネジメントが重要を学ぶことも出来ました。
さらに競争が激しい市場において、価格や見た目についても高品位な農作物を栽培するために、品質管理やマーケティングの戦略もゼロテックファームと共に創っています。
無農薬農業が環境に優しい方法であることは確かです。
化学的な農薬を使用しないことで、土壌や水質の保全に貢献できるという意味で、自分の取り組みが地域社会や環境に良い影響を与えられると考えています。
無農薬農業の道は決して簡単ではないですが、消費者の未来と我々を未来を叶える為に、安全で持続可能な農業を実現していきたいと思っています。
未来を考え、ワクワクしながら挑戦し続けたいと思っています。